せばまんつ、イスラエル。

イスラエル回想録

暑イスラエル 〜暑さは続くよ、どこまでも〜

1. ご無沙汰しております

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猛暑明けの地元の景色。涼しい風が気持ちよかった。

猛暑も終わり、季節は秋へ移り変わろうとしている今日この頃...

 

涼しいい〜。

 

前回の投稿から早3ヶ月。

 

筆者は避暑しておりました。

 

そう...去年の苦しみを繰り返さないべく。

 

太陽から逃げていました。

 

今回はイスラエルの暑さを皆様に訴えようと思います。

 

イスラエル🇮🇱


2. 暑い。帰りたい。

大学院のプログラムも終わりに差し掛かり、最後に受講したコース。

 

エルサレム王国:

 十字軍要塞」

 

内容はイスラエル国内にある十字軍の要塞跡を巡るフィールドワーク。5日間ほど日帰りで要塞を巡り、残り1日は室内講義。面白そうですよね。

 

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イスラエル北部にある十字軍要塞跡モンフォート城跡

 

十字軍と言えば、この映画を思い出す筆者。 

 

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映画「キングダム・オブ・ヘブン

[勝手に解説] ===============

妻子を亡くし、失意の中にいた若き鍛冶屋バリアンは、父ゴッドフリーの「キングダム・オブ・ヘブン(天国の王国)」を作りたいという理想を受け継ぎ、十字軍の騎士としての道を歩みはじめる……。

息子バリアン:

エルサレムに行くと罪を贖えますか。」

父ゴッドフリー:

「真の赦しはエルサレムにだけある。これは神の意図された旅だ。行け、エルサレムへ...。」

=====================

筆者は十字軍好きではないです。異教徒を殺戮し財宝を略奪、エルサレムへの道中ではユダヤ人の虐殺が行われたことも記録に残っています。本当に神様を愛していて、聖書の言葉を知っているなら、こんな酷いことはしなかったと思う。でも、この映画はその十字軍の二面性を描くと同時に、愛や平和について問題提起している点でお気に入りです。

 

こんな感じで、遺跡を歩きながら先生の解説を聞くスタイル。結構綺麗な景色も見れました。

 

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しかし、その週、イスラエルには 熱波 が。

 

フィールドワーク3日目に訪れていたイスラエル北部ガリラヤ地方では最高気温がなんと46度

 

それでも続くよ、要塞巡り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずケニア人の学生が倒れる🇰🇪

 

 

 

え?

 

 

 

 

 

 

 

ハクナマタタ?

 

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筆者のケニアのイメージ。

 

まあそういうことです。ケニア人が倒れちゃうくらいの暑さ。

 

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筆者のロシアのイメージ。

次にロシア人が力尽きる🇷🇺 これは納得。

 

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そして、じわじわと精神的&体力的にも追い詰められて行く筆者。

ケニアが倒れたぞ汗!?!?!?!?)

 

風は吹いているけど 熱風 だし、

 

紫外線強い、

 

もはや痛い、

 

太陽が憎い〜〜〜

 

こんな暑さ...

 

溶ける。

溶けて消えてしまう〜〜〜。

 

わいは日本の北国から

遥々やってきたんじゃ〜〜!

 

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こんなところ。

ケニアもやられたやん〜〜〜

 

切実ニ、帰リタイ。

 

どうも自分は癖のある先生に遭遇する率が高いよう(過去のブログ参照)。今回の先生は

 石のしぇんしぇい&スタミナお化け

石マニアな先生。訪れる要塞跡にはそりゃ石がごろごろ転がっているわけだが、一つの石について話す時間が長い。どの時代のもので、特徴は....止まらん。「素敵」な石を見つけるたびに止まる。照りつける強烈な日差しの下で。暑さの中ずーっと立って話しているし、登山の時もどんどん歩いて行ってしまう(そして生徒たちを置いて行く←オイ)。なんでも普段は遺跡の発掘とかで外にいることが多いらしい。スタミナやばい。

でもね...

置イテ行カナイデ。

 

 

「顔、真っ赤やで!?」と友人に言われ、や〜な予感がした筆者😡

 余談:

イスラエルでは水を結構飲んでも、お手洗いに行く回数はさほど多くならない。ほぼ蒸発しているのかしら〜なんて考えていました。

 

暑さと先生の石トークになんとか耐え抜き、寮へ戻ったところ。肌がゴワゴワ。ナニコレ。20代のハリとツヤは何処へ?(元は大して綺麗ではない。)そしてズキズキと...痛んできたマイヘッド。

 

本気の HEADACHE(頭痛)

 

 人生★初★熱中症

 

Oh yeah. 全然めでたくない。ケニア人とロシア人と病院へ(この組み合わせw)。ケニアは重度で1週間入院した。

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点滴を受けた記念。(家族への報告用)

 

 3. 暑さは続くよ、どこまでも。

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夏の死海

1週間寝込み〜〜からの完全復活にはならず。少しでも無理をしたら軽い熱中症になるを繰り返す筆者。思い出す、最初のイスラエル留学。インフルエンザと貧血のダブルアッタク。あの時は確か2週間寝込んで、筋肉が一気に衰えた。久しぶりに歩いた時は、生まれたての子鹿状態。

 

んで今回は、授業が終わった直後に

キャンプ&ツアーが休みなくあるという。

タイミングの悪さ。

 

...行きましたとも。行きたかったんだもん。ただ行く所々、全部暑い。常に40度超え。一つ目のキャンプは何とか乗り越え、二つ目のツアーが...最初死んでいました。

 

↓↓このツアーはクリスチャンの若者に是非オススメしたい(勝手に宣伝始める)

 

Call to Zion ツアー(クリスチャン団体Bridges for Peace主催)

世界中からのクリスチャンたちと聖書の世界を旅する約2週間のツアー。18-20歳のクリスチャンで英語ができる方なら参加することができます。様々な国からのクリスチャンたちと知り合えますし、聖書の世界をリアルに体験することができます。今年も開催予定でしたが、コロナの影響で中止に。また開催されることを祈りつつ。

    youtu.be

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ツアーのコース(暑い場所

テルアビブ集合

ガリラヤ地方

死海・ネゲブ

エルサレム

テルアビブ解散

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ガリラヤ湖

再び ガリラヤ地へ。暑い。ここから再発する熱中症ヨルダン川で洗礼受ける直前に熱中症again。死海方面へ向かって南下する途中、ベテ・シャン熱中症again&again(遺跡 again もういやや)

↓ここからの写真はツアー参加者からお借りしたものです(というかプロ)

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古代に栄えた都市ベテ・シャン

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イスラエルのサウル王の死体が晒された場所でもある(1サム31:10)

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ローマ時代の半円形劇場跡

 

何のためにツアーに参加しているのか分からなくなる筆者。

(疲れてたねえ...)

ただ周りがとっても優しかった。ちょうど参加メンバーに看護師の子がいて脈測ってくれたり、荷物持ってくれたり、塩飴と塩っぱいお菓子分けてくれたり、ジュース買ってくれたり...本当に感謝。申し訳なさを感じさせない「優しさ」だったなあと。

 

そんなこんなんで、続く暑さとねっちゅーしょ〜。

 

4. 鹿が谷川の流れを慕い喘ぐように

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死海の側にあるエン・ゲディ

イスラエル北部から南下してきたツアー。死海エリアに突入。死海って暑いんだよ。しかも8月。夏真っ盛り。この日は死海の近くにある「エン・ゲディ」へ。聖書に登場する土地でもあります。

1サムエル23:29

ダビデはそこから上って行って、エン・ゲディの要害に住んだ。」

ここにあるダビデの滝」を目指して歩き始めました。

気温:40度超え(絶句)

 

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帰り道だけれど、こんな道を歩いていました。

滝までは乾いた岩地を30分ほど歩く必要が。オワター。

 

 

[ 筆者の心の叫び ] 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は渇く」

(分カル人ハ分カルネ。スミマセン。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまあ心で呟きながらも、途中で大きなアカシヤの木の陰で休んだり、小さな水流で足を冷やしたりと、所々で休息が与えらました。

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アカシアの木。木陰で動物たちが休んでいる。(写真お借りしました)

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そしてたどり着いた「ダビデの滝」。滝が水面を打つ音や、冷たい水にすっかり安らぐ筆者。帰り道にはなんと鹿も見ました。(いっぱいいた!)

 

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写真の左下に数頭いる。

詩篇42:1-2

鹿が谷川の流れを慕いあえぐように、神よ。私のたましいはあなたを慕いあえぎます。私のたましいは、神を、生ける神を求めて乾いています。いつ、私は行って、神の御前に出ましょうか。

 

エン・ゲディを歩いて、本当に自分を満たすもの、安らぎを与えるものって何かなって考えました(乾いてたものね〜主に体が)。お金や美味しいもの、良い家族や友人は本当に素晴らしいものだけれど、心の寂しさや何か言葉にできないような叫びを満たすことはできないんじゃないかなあと。(一時的には満たすかもしれないけど。)

 

聖書の神様は、私の心のうちを全て知ってくださっている。関心を持ってくださっている。乾いた喉が水によって潤されるように、この私を愛してくださる神様によって私は満たされる。苦しい状況を通ることがあっても、心は不思議と安らいでいる。そして「良い」神様だから、安心して信頼することができるんです。

 

正直、神様を信じても辛いことや悲しいことがある。貧しくなることがある。信仰の自由がない国では迫害されたり、殺されたりする事もある。でも、滝に向かう途中で休む場所が与えられたように、神様は安らぎを与えてくれる。そして共にいてくださるから、どんな状況でも心に不思議な「安心感」がある。「大丈夫だ」って思える。

 

さてさて。エンゲディを後にしたバスの中、体調がすっかり良くなっていたことに気づく筆者。オアシスで癒されちゃいました。わーお。せんきゅー GOD! 

 

5.  ヘルシーでありたい

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空の写真を撮るのが楽しい季節。

イスラエルに行くたびに体調を崩してきた筆者。帰国後、健康に以前より気を使うようになりました(痛い目に合わないと分からない奴)。ご飯をちゃんと食べて、甘いものに気をつけるように(相変わらず甘いものは食べるけど)。

 そう。甘いものを食べ過ぎていたんですな。例えば、チョコ板一枚とか普通に食べていた。ヌッテラも3日でなくなり、クッキーなんて一箱すぐ平らげてしまう。ついには人のケーキにまで手を出す始末(過去のブログ参照)。

light-matt5.hatenablog.com

 

そんなこんなで、無理のない程度に食生活を変えて、めっちゃ歩くようにしたら、

1年間で7kg落ちた。

高校の時と同じ体重になりました。身が軽い。そして一番嬉しかったのが、4年ほど悩まされてきた顔面ニキビがなくなったこと!(一生付き合って行くのだと諦めていた)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「太るのに時があり、

     痩せるのに時がある。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

調子に乗ってリバウンドしませんように。

 

おわり。